*** 1st week July, 2000 ***

 

   
            Poppy(Click for blown-up)                            Brave

 

018 う ぬ ぼ れ
ぽぴい: ブレ、何怒ってんの?
ブレイヴ: 最近、あのシロクロのやつが家の周りをデカイ顔して歩き回ってんのがムッチャ頭来んねん!
ぽぴい: デカイ顔はあんたも負けてないけどサ。あのシロクロね、あたしのことが好きなのよ。
ブレイヴ: え?シロクロがおまえのことを好き?なんでそんなこと解かんの?
ぽぴい: そりゃ、分かるわよ。あたしって綺麗じゃん。だから、あたしが窓のところにいると、シロクロ必ずやって来て、じっとあたしのこと見てるもん。
ブレイヴ: ぽぴい、おまえもかなりの自信家やな。ああ、そうか!シロクロも、この子アホみたいな顔して、いっつも外眺めてて気の毒な子やなあって同情して見に来てんのかも知れんな。
ぽぴい: ちがうーーっ!あたしが可愛いからなの!!あんたはまだガキだから、あたしの美貌に気がついてないだけなのよ!あんただってそのうち、あたしの妖艶な魅力の前にひれふすことになるのよ!
ブレイヴ: ほーっ、そりゃ、一生気がつかんことを祈るわ。

 


*** 2nd week July, 2000 ***

 

      
                       Brave                      Poppy

 

019 鋭 い 分 析
ぽぴい: あたし、先週ちょっとウンチが軟らかいだけで、おねえちゃんに無理矢理病院へ連れて行かれちゃったわよ!クルマに乗せられて病院に着くまで、思いっきり騒ぎ過ぎて、動悸・息切れはするわ、血圧は200ほど上がるわ、もうちょっとで心臓麻痺起こして死にそうだったのよ。
ブレイヴ: へえ、そりゃあ、ねえちゃん、さぞ疲れたやろに。で、結局なんの病気やったん?
ぽぴい: ただの食べ過ぎで、何でもなかったの。あたし、「おとなしくて本当に良い子だね。」って先生に誉められちゃった。へへ。
ブレイヴ: ぽぴい、オレのホームズなみの鋭く緻密な分析をもって推理すると、おまえは病院が嫌いなんやなくて、クルマに乗せられるのが嫌いなんやな。
ぽぴい: あ、もしかして、そうかも・・・。ブレ、あんたって見かけよりアタマいいじゃんっ!
ブレイヴ: まあな、オレのずば抜けた灰色の脳細胞は常に事実を見極めるからな。
ぽぴい: それって、ベルギー人の太ったひげのオジサンじゃなかったっけ?ホームズじゃないよ。

 


*** 3rd week July, 2000 ***

 

   
                      Poppy                              Brave

 

020 E T ?
ブレイヴ: ぽぴい、おまえ知ってた?ここ暫くねえちゃんの顔見いひん思たら、ミルウッドへ行っとったんやてな!
ぽぴい: だってねー、ずるいよねえ。あたしたちも連れてってくれたらよかったのにい。
ブレイヴ: ジーンかあちゃん、元気やったらしいな。
ぽぴい: うん、ジュディやレイシーやETもみんな元気だったんだってよ。会いたいなあ。
ブレイヴ: ETておまえ、自転車に乗るあの宇宙人と知り合いやったんか?ほな、サインもろてくれ!
ぽぴい: そのETはとっくに宇宙に帰ってるよ。あたしが言ってるのは、エッチト(E)タペストリ(T)って名前のベンガルのことよ。覚えてない?カレ、超キュ〜トだったのよ、あんたと違ってさ!
ブレイヴ: 異議無し。オレはキュートやのうて、「超ク〜ルッ!」の方やからな。

 


*** 4th week July, 2000 ***

 

      
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021 本 の 利 用 法
ブレイヴ: ぽぴい、何読んでんの?こりゃまた、でっかい本やなあ!
ぽぴい: だって、その名も「猫の大きな図鑑」だもん。ブレ、ほら、このスフィンクスってのを見て。毛がなくてツルンツルンだよ。これじゃあ、きっと夏は涼しいだろうねえ。
ブレイヴ: こいつ、ネコか?マジで?ええなあ、涼しそうで。日本の夏は蒸し暑いからなあ。おれら、特にゴージャスな毛皮着てるし。
ぽぴい: あたしたちよりさ、この子見て!
ブレイヴ: うわぁ〜、なんや、こいつら!?これもネコか?毛深いやっちゃなあ!ナニナニ、メインクーン?アライグマの親戚かなんかやろなあ。それより、ぽぴい、この本ちょっと借りるで。
ぽぴい: もちろん、いいわよ。はい、どうぞ。もういろんなネコがいて、この本勉強になっておもしろいよねえ!あれ、ブレ、どうすんの?
ブレイヴ: この本大きいし横になるのに丁度ええわ。冷とうて気持ち良さそうやから、この上で昼寝するんや。ああ、気持ちええ!ぐーぐーぐー。

 


*** 5th week July, 2000 ***

 

   
                      Poppy                            Brave

 

022 魔 法 の お 皿
ブレイヴ: 位置についてー。用意ー。ドンッ!パクパク、ムシャムシャ・・・。終わったあ!何秒?
ぽぴい: えっもう終わったの?えーと28秒。今までの最高記録じゃん。でも、アホらしいからもう止めようよ。ちゃんとゆっくり噛んで食べないと、消化に悪いよ。
ブレイヴ: ヘッ!消化なんてどうでもええねん。記録を更新することに意義があんねん。あれ、おまえはまだ半分も食うてへんやん?何しとってん?牛みたいに反芻しとったんかい?
ぽぴい: 反芻なんかしないわよ。ブレイヴ、実はこのお皿には秘密があるのよ。
ブレイヴ: 秘密って?オレと同じステンレスの皿やろ?
ぽぴい: 同じお皿に見えても違うのよ。ほら、あたしがあれだけ食べてるのに、ごはんの量が減らないのはおかしいと思わない?それどころか増えてるように見えない?
ブレイヴ: そう言われると。えっもしかしてこの皿、食えば食うほどごはんが増える魔法の皿とか?
ぽぴい: さあ〜。秘密だから教えない。
ブレイヴ: え〜、ぽぴい!教えて、頼むから〜!あ、それか今度その皿貸して。ねえ、貸して!